公益社団法人函館市医師会 函館市医師会健診検査センター

検査に関して TEL 0138-43-8800
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健診に関して TEL 0138-43-8801

健診結果の見方

このページでは、当センターが実施している企業健康診断の主な検査項目について、 受診者の皆さまに分かりやすく説明しています。 検査結果の見方や、今後の健康管理の参考としてご活用ください。


各検査項目の説明

内科診察

医師が問診や診察を行い、現在の体調、自覚症状、既往歴、服薬状況などを確認します。 検査数値だけでは判断できない健康状態を把握し、 総合的な判定を行うために重要な項目です。

身体計測(身長・体重・BMI・腹囲)

身長と体重からBMI(体格指数)を算出し、体格のバランスを確認します。 BMIが高い状態が続くと、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の リスクが高まります。

腹囲は内臓脂肪の蓄積の目安となり、動脈硬化や心臓病のリスク評価に用いられます。

血圧測定

血液が血管を流れる際に血管の壁にかかる圧力を測定します。 高血圧の状態が続くと、心臓、脳、腎臓に負担がかかり、 脳卒中や心筋梗塞などの重大な病気につながることがあります。

自覚症状がないまま進行することが多いため、 定期的な測定と生活習慣の見直しが重要です。

視機能(視力)

日常生活や業務に必要な視力が保たれているかを確認します。 視力の低下は、作業効率の低下や事故のリスクにつながることがあります。

矯正視力で基準を満たさない場合は、眼科での確認が勧められることがあります。

聴力検査

音の聞こえを調べ、加齢や騒音による聴力低下がないかを確認します。 職場での安全確保や円滑なコミュニケーションのために重要な検査です。

肺機能検査

息を吸ったり吐いたりする力を測定し、肺や気道の状態を調べます。 喫煙や加齢の影響を受けやすく、 慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの早期発見に役立ちます。

心電図検査

心臓の電気的な動きを記録し、 不整脈や心臓への負担の有無を調べます。 自覚症状がなくても異常が見つかることがあります。

胸部X線検査

肺や心臓の状態を確認し、 結核、肺炎、肺がんなどの早期発見を目的とした検査です。 喫煙歴のある方では特に重要です。

胃部X線検査

胃や十二指腸の形や粘膜の状態を調べ、 胃がん、胃潰瘍、ポリープなどの有無を確認します。

異常が疑われる場合は、内視鏡検査が勧められることがあります。

尿検査

尿糖、尿蛋白、尿潜血などを調べ、 糖尿病や腎臓、尿路の異常の有無を確認します。

一時的な体調や運動の影響で変動することもありますが、 異常が続く場合は再検査が必要となることがあります。

血液検査(血液一般)

赤血球、ヘモグロビン、白血球、血小板の数を調べます。 貧血、感染症、炎症、出血傾向などの判断に用いられる 基礎的な検査です。

肝機能検査

AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPなどを測定し、 肝臓の状態を確認します。

アルコール、脂肪肝、薬剤の影響などで数値が変動することがあります。

脂質検査

LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪を測定し、 動脈硬化や心臓病のリスクを評価します。

血糖・HbA1c

血糖値は現在の血糖状態を、 HbA1cは過去1~2か月の血糖状態を反映します。

糖尿病やその予備状態の早期発見に重要な検査です。

腎機能・尿酸

クレアチニンやeGFRにより腎臓のろ過機能を確認します。

尿酸値が高い状態が続くと、 痛風や腎臓への負担につながることがあります。

便潜血検査(大腸がん検診)

便に混じった目に見えない血液を調べ、 大腸ポリープや大腸がんの早期発見を目的としています。

陽性の場合は、精密検査が必要となります。


判定結果について

経過観察と書かれている場合

現時点で直ちに治療が必要な状態ではありませんが、 今後の変化に注意が必要な状態です。

生活習慣の見直しとあわせて、 1年に1回は健康診断または医療機関を受診し、経過を確認しましょう。

要再検査・要精密検査と書かれている場合

病気が確定したという意味ではありません。 早めに医療機関を受診し、詳しい検査を受けてください。


生活習慣改善のポイント

食事

主食・主菜・副菜をそろえたバランスのよい食事を心がけ、 塩分や脂質の摂り過ぎに注意しましょう。

運動・生活活動

今より毎日10分多く歩くことが、 生活習慣病の予防につながるといわれています。

可能であれば、 1回30分以上の運動を週2日以上行うことが望ましいとされています。

飲酒

飲酒量が増えるほど、 がん、高血圧、脳卒中などのリスクは高まります。

厚生労働省では、 生活習慣病のリスクを高める飲酒量を 男性40g以上、女性20g以上(純アルコール量) としています。

純アルコール20gの目安:
ビール(5%)500ml、日本酒(15度)180ml、焼酎(25度)110ml


※本説明は、企業健診で一般的に用いられている基準および公的資料を参考に作成しています。

■その他、企業健康診断についてのお問い合わせ
函館市医師会健診検査センター
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