医師会健診検査センターでは、事業所並びに団体や個人を対象に簡易ドック的な生活習慣病検診をセンター内外で実施しており、一般診療に寄与するばかりではなく、予防医学の推進にも重要な役割を果たしています。
検査結果の判定につきましては、判定委員会が設置されており、各専門医によりデータの判定を行い、精度の高い結果を迅速に報告しています。また、これらのデータは、長期に渡り保存され時系列でも報告可能となっており、二次検診につきましても、高機能型の函館市医師会病院で実施できる体制となっています。
健康診断事業報告書
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X線検査
会員並びに検診事業を対象として、施設内では一般撮影・断層撮影・胸部直接間接撮影・胃部直接間接撮影を実施し、外では胸部・胃部レントゲン車による結核・肺癌・胃癌の検診を実施しています。
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心電図検査
主として生徒・学生および集団検診(住民検診・事業所検診等)受診者を対象として心電図検査をしています。迅速かつ簡便で安全に検査が行えるため、循環器系のスクリーニング検査として役立っています。
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腹部超音波検査
画像診断の一つで、被検者に苦痛を与えず、肝臓・胆嚢・胆管・膵臓・脾臓・腎臓などの腹部臓器をみることができ、異常を発見するためのスクリーニング検査として役立っています。
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肺機能検査
肺機能の基本的検査である肺活量と努力性肺活量を測定し、換気機能障害の有無をスクリーニング検査します。
換気障害を早期に発見することができます。 -
眼底検査
主として脳動脈の硬化度と高血圧に伴う変化を反映し、糖尿病などによる眼底出血の確認に有効です。
撮影には無散瞳型眼底カメラを使用し短時間で眼底部撮影を行います。 -
聴力検査
聴力低下を早期に把握するためのスクリーニング検査で、オージオメーターにより1000ヘルツおよび4000ヘルツの純音に係る聴力を検査しています。
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骨密度検査
寝たきりの原因となる骨折の基礎疾患であるとともに、腰痛や脊椎の変形の原因にもなることから、超音波を用いた踵骨測定装置で簡単に骨密度を測定しています。